ジャパニーズなインテリア

三代目歌川広重の「大手町時代の大蔵省庁舎」
アビヤントジャポンの金庫にあった収入印紙です。 50円の収入印紙5枚と20円の収入印紙3枚。 50円収入印紙5枚は、郵便局で交換手数料25円を差し引いた150円で200円の収入印紙2枚と交換しました。 印紙制度百年記念20円収入印紙3枚は保管することにしました。 ググってみたら、日本で最初の記念印紙らしく、昭和48年(1973)2月16日、証券印紙の制度が交付されて100年にあたるのを記念して発行されたモノらしいです。 なんと、52年と言う半世紀以上も前からあったのですね。 因みに、図案は三代目歌川広重の「大手町時代の大蔵省庁舎」です。 記念印紙の発行は世界でもあまり多くなく、現在まで日本の記念印紙はこれだけです。

大津絵の瓢箪鯰をすくい織りで愉しむ
『瓢箪鯰(ひょうたんなまず)』の大津絵をそのままデザインしたすくい織の本袋です。 【すくい織】とは綴れ織りの技法と同じで緯糸を指の爪や櫛でかき寄せながら織るので、斜めの波形など自在に流して織り上げることができます。 1951年、京都・西陣に於いて、織り名工と言われ後の人間国宝の細見華岳氏他職人の三人による創業以来すくい織ひと筋に経験と実績を誇り、軽くて締めやすいしゃれ帯をお客様にご提供している「まこと織物」製の逸品です。 こちらの図柄は江戸時代の民画で近江国大津追分近在の土地の人が描き,みやげ品として売ったため,大津絵または追分絵と呼ばれた中でも特に有名な 『瓢箪鯰』です。 その昔、将軍足利義持が画僧如拙に描かせた禅画瓢鯰図(国宝)が、京都妙心寺にあります。 その図では襦袢姿の老僧が瓢(ひさご)を手にして鯰を押さえ捕ろうとしていて、猿は登場していません。 大津絵は、それを猿に置き換えることで笑いを得たのでした。